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MGM異色の歌手 バージニア・オブライエン [音楽]

バージニア・オブライエン Virginia O'brien (1919年4月18日 ~ 2001年1月16日)
1940年代のMGMで、主に喜劇の役割を演じたアメリカの歌手であり女優、またラジオのパーソナリティー。
不気味な無表情の歌唱スタイルによって、ミュージカル作品に多くに出演した、歌うコメディアンです。
魅力的なブルネットと美しい黒い瞳を持ちながら、まばたき一つせず、顔をほとんど動かさないスフィンクスの様な美女で、歌声もとってもクールです。

父親はロサンゼルス市警の刑事、叔父の一人はチャップリンの映画に数多く出演した映画監督のロイド・ベーコン、オブライエンはタップダンサーのエレノア・パウエルに魅了され、年若くしてダンスや歌に興味を持つようになりました。
ノースハリウッドの高校では、踊りと歌のレッスンに励み、最終的には歌手を志しますが、1940年の「Meet Tha people」という映画でデビューを果たします。

無名だった頃においては、あまりの緊張症、舞台恐怖症に苦しんだと言います。
緊張しながらも何とか頑張ってステージ上で歌っていましたが、その災難が逆に、MGMのトップ、ルイ・B・メイヤーの目に留まり、潜在的な持ち味を引き出されたのです。
ソロナンバーを歌う彼女のパフォーマンスは、大きく目を見開いて観客を凝視し、恐怖を与えると言ったもの。
それが喜劇定番として、聴衆を沸かせました。
スクリーンテスト後はMGMと7年の契約をし、コメディの道へ入り、ショービジネスのチャンスを掴んだのです。

彼女は、このパフォーマンスを繰り返したため、ミス無表情、ミス氷河など、様々なニックネームで呼ばれ、往年の映画ファンに知られましたが、彫像の様ないでたちで歌う姿はとても印象的です。
歌っていない時の演技スタイルは、もちろん他の女優と同じように感情表現していますが、意図的にユーモラスを図った歌唱スタイルが受けたのです。

主な出演作品の紹介ですが
「マルクス兄弟デパート騒動」1941 年
姑息な支配人に乗っ取られかかった名門デパートを助けるため、マルクス兄弟がドタバタを繰り広げる喜劇。
オブライエンは、揺り籠を無表情で揺する「ロッカバイ・ベイビー」を歌っています。

「レディ・ビー・グッド」1942年
憧れていた、エレノア・パウエルとの共演。
喜劇役者レッド・スケルトンの、食べているときだけ幸せである気の狂ったガールフレンドとして演技しました。

「万雷の歓呼」1943年
「姉妹と水兵」の、ジューン・アリスン、グロリア・デ・ヘブンの二人が甘く歌うと、対照的にとげとげしく歌うといったコラボレーションを披露。

「デュバリイは貴婦人」1943年
レッド・スケルトンが夢の中で18世紀のルイ16世になってしまう話で、トミー・ドーシーの演奏による楽しいミュージカル。
彫刻か、はたまたアンドロイドかと言った美しい顔立ちで、サロメを歌います。

「姉妹と水兵」1943年
廃墟の様なクラブを姉妹が力を合わせて盛り立て、ハリー・ジェームス、ホセ・イタービ、ザビア・クガートなど、大御所楽団の出演協力を迎えるのですが、その中の歌い手の一人として出演。
Take it easy~♪と気だるく歌っています。

「ジーグフェルド・フォーリーズ」1946年
白馬の上で、素敵なアメリカ男性との出会いを熱望するコミカルな女性。

「雲流るるはてに」1946年
ジェロームカーンの伝記映画。
最終の大シークエンスの中で、「ア・ファイン・ロマンス」をそっけなく歌っています。

「ハーヴェィ・ガールズ」1946年
ジュディ・ガーランド主演の、ジュディの魅力満載の作品ですが、「オズの魔法使い」でカカシ役を演じたレイ・ボルジャー扮する鍛冶屋の相手役として出演。

MGMの中でも印象深い、記憶に残るいくつものシーンに出演していて、小さな脇役ながらも称賛されていました。
分かる人が見れば分かるシュールなユーモア、ドライでクールな魅力、そして磨き抜かれた確かな歌声によって、トップの喜劇女優の一人として、観客のお気に入りとなったのです。

MGMではわずか7年の活躍でしたが、契約が終わった戦後になると、古いハリウッドのスタジオシステムも徐々に崩壊し始め、国民の嗜好も変化していきました。
彼女はMGMを離れ、全国のナイトクラブや小劇場、ラジオ放送局などに活躍の場を移してきます。
また、エドサリバン、スティーブ・アレンなどのTVバラエティなどにもゲスト出演していました。
1955年には再び、ドナルド•オコナーの「フランシス海軍」に出演。
そして出演した最後の作品は、ディズニー映画の「ガス」(1976年)でした。

私生活では1942年に、初代のスーパーマンを演じた、俳優カーク・アレンと結婚。
二人の娘と息子をもうけ、ハーヴェイ•ガールズでは実際には最初の子を妊娠しながらの出演でした。
その後1955年に離婚しますが、発明者ハリー•B•ホワイトと3度目の結婚をし、1996年、死が二人を分かつまで彼との結婚を続けました。
3人の娘、息子、7人の孫、2人のひ孫に恵まれ、81歳で安らかに永眠、カリフォルニア州グレンデール、フォレストローン記念公園に埋葬されています。


そしてホロスコープを見てみると、女性としての態度を表す金星がコメディエンヌとしての資質を持つ双子座で、天王星とはタイトに90度、土星もオーブを広く取れば90度。
天王星、土星、この2つが関わるとどうなるか、やはり態度はそっけなく無愛想、媚びやお世辞など言わないキャラで、カッコいいとは思われても、色気はあまり感じさせないでしょう。
金星を出す時に天王星も連動してしまうので、平凡な美人ではなく、変わった女性として振舞ったり、いつも意外な事をして人を驚かせるのが好き、といった風になります。
美しい外見とのギャップを、上手に生かしていたと言えるでしょう。
月も金星とは180度なので、土星、天王星が絡んだグランドクロスも作っていた事になりますが、月とヘッドが合していたため、ぎこちなさを逆に生かして、異色の歌手として人気を誇ったのでしょうね。

金星は対人関係、社会的な態度も表すので、周囲の人も調べてみると分かりやすいと思います。
今回、ミュージカル好きの知る人ぞ知ると言った女優さんでしたが、金星があまりにも分かりやすくイメージに合致していましたので記事にしました。







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