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「あさが来た」に見る8室的象意 [ハウス]

連続テレビ小説「あさが来た」は大阪弁のテンポも良く、毎日楽しく見ていますが、早いもので残りあと2週間を残すのみとなってしまいました。
許嫁、炭抗、銀行、財閥、保険会社、生死の分かれ目など、まるで8室的キーワードで統一したかのようにストーリーが進められ、多くを考えてしまうドラマです。
大番頭の雁助、中番頭の亀助、お付きのうめなど、手代や奉公人の人々が、先代の大旦那やあさに恩を感じて、最後まで忠義を尽くそうとしている姿勢には、とても感動しますし美談だなと思います。
日本人の心にはきっと、こういった忠義に感動するDNAが、より多く組み込まれているのでしょう。
礼節に元付いた義理を欠くものは恥と感じやすい日本人に対し、西洋人の場合、義理は義務と置き換えられ、良心などを介入させなくても必ずしなければならないもの、といった捉え方をする様です。
そこで8室的な象意は幅広いものの、あさが来たで感じた、義理や忠義にも通じる8室についてまとめたいと思いました。

8室にはなぜ、大きなお金が集まってくるのか、なぜ引き寄せられてくるのか、それは財閥の成り立ちや、それを支えるホールディングカンパニーの根底に流れる決め事が表していると思いました。
例えば一代で事業に成功し、大きな財を成したとしても、通常は遺産分与などで家を分けた子供達に分散され、累代が財産を維持し続ける事は困難です。
ですが、先代が子供達に対して、財産を共有、共に運用していく事を望み、その遺志を子供達が受け継いだなら、分割せずに上手く事業を引き継ぐ事が出来ます。
新たな事業を起こしたとしても、一族を総括する上位機関を設ければ、その干渉により共有した資産を独善に走って大きく目減りさせる事もなく、団結した組織の資金力や信用の利用によって、事業をさらに発展させる事が出来るのです。
財閥の大きな資産力を連綿と引き継ぎ、分割せずに維持していくためには、何と言っても一族の固い結束力、情の力の接合力が物を言うのです。

結束力で固められた縁には、一族の血縁や婚姻関係の他にも、他人ではあっても運命を共にする覚悟で繋がれた縁も入っています。
昔の、のれん分けを許された奉公人も、長年にわたって公私区別なく義理を尽くした報酬として、本家の屋号を名乗る事を許されていました。
しかし、このような中にいる限りは安心して守られるという半面、感情を合わせ組織の秩序、掟やルールには従わなくてはならないという代償もあります。
何事でもメリットが一方的に与えられると言う事はなく、そこには従属関係なり、見えないもののやり取りが絡んできます。
先代が築き上げた業績や名誉を引き継ぐには、○○家の立場を守るとか、個人の個性よりも属する組織の名誉を優先させるとか、言いなりならなくてはならないと言う事なのです。

8室は運命共同体の一員として生きる方向性を持たせますが、例えば家系を始め、学校や職場など、自分が属している集団の中で、どのように振舞いやすいかも表します。
馴染みやすいサインなどが入れば問題はないと思いますが、もし後継者が、他人ぽい天王星や水瓶座、他者と迎合し難い牡羊座や獅子座などのサインが入ってきた場合、組織の中では反骨精神が旺盛、型破りな存在になりやすいでしょう。
また、蟹座では組織に対する愛着が過ぎて、身贔屓が過剰に起こりやすいと思います。
先祖から継承するものが大きいと感じる場合、○○家に生まれた事は宿命、神の采配による運命と受け入れざるを得ないので、自然と宿命論者にもなりやすいでしょう。

8室は自分を抑えて他者に同調し、情を交わした固い絆や一体感によって、所属する組織の名誉や財産を形成し守る、と言った部屋です。
その性質は運命共同体として、個人だけでは決して成し得ない、大事業の発展へと繋げる事も出来るのです。
権力的にも強い集団であればあるほど、所属した個人の地位も高くなりますので、その力をもっと強大にするため、さらに強く結束する傾向を持つでしょう。

8室には大企業といった意味もあります。
ですが派遣や契約などの雇用形態で、会社が倒産しても共倒れにならない他人からみた会社ではなく、あくまでも運命を共にする身内目線で見た会社の事です。
その点、高度成長期頃の、組織の歯車として会社に骨をうずめる覚悟でモーレツに働いていたサラリーマンと、終身雇用で最後までフォローし、結婚の世話までしてくれた会社との関係は8室的だと思います。

現代においても、それこそ身内の様に面倒を見て育ててくれる会社であるなら、組織の規模に関わらず8室的と言えるのだと思いますが、90年代以降、山羊座にトランスサタニアンである天王星、海王星合の影響がもたらした、自由競争社会を理想とする風潮を当然と感じている世代から考えると、理解し難い感覚かも知れません。
さらに山羊座に冥王星が移ってからは、仕事の仕方や雇用形態が、以前と変わってしまったと思います。
しかし、無給に近い形で弟子入りを許され、下働きからスタートし親方に認められ、いずれ技能を伝授されるといった職人の世界では、未だ健在だと思います。


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5室、創造的な職業に就く方のチャート [ハウス]

最近、表現活動をされる方のチャートを観る機会が続いたので、まとめてみたくなりました。

才能の2室は、持って生まれた豊かな感性を表し、クリエイティブな5室は、感じたり、沸き起こったものを表現したい気持ちが強いです。

2室は手放さない性質。
5室はアウトプットする性質。
矛盾しますが吉角で結び付いた場合、豊かな才能を表現する、といった統合化がなされます。


1室から見て5室は120度関係ですが、個人を肯定するので、9室とともに自分にとって気分の良いハウスです。
自意識を拡大するため、自分が気持良く高揚するための部屋とも言えます。
火、土、風、水、同じグループの三角は、それぞれを補い合う働きもあるので、5室は、1室や9室の意味を補足する事もあります。
例えば、1室に否定的な星が入っていたとしても、5室や9室に肯定的な星が入って補強している場合、生活をエンジョイしていたり、人生に楽しみや喜びを見出しやすくなるといった風です。
本来、5室は仕事など実質的な面においては、あまり役に立たないものです。

エネルギーの流れとしては、4室で個人の力を充電した後での、放電や放出。
情緒やエネルギーを充電した結果、放電したくなるのです。
表現は、中身が空っぽだったらできません。
遊びも、くたびれていてはする気が起きません。
エネルギーをチャージした後、作りたい、表現したい、創造衝動が起こり、外に向かって吐き出そうとする場所です。
他人の要求には応えようとしません。
獅子座のナチュラルハウスですので、自分を外に向かって表現したい、話は人のを聞くより自分の話を聞いてほしい、わがままな子供になれる部屋です。

また、恋愛、子供など、愛する人へのエネルギーも注ぎやすいでしょう。
クリエイティブな活動をされていた方が、お子さんができると、ぱったりとその衝動が枯渇したようになったり、恋愛に縁がないなどど思われる方の場合、夢中になれる趣味をお持ちだったり、制作のお仕事を精力的にされている事があります。

5室は個人的な生きる喜びを見出しますので、やはりエネルギーソースは一緒なのだと感じています。
生命力に溢れ、自分らしく盛大に盛り上がれる部屋。
内面から溢れだしてくる強い情動は、はけ口があればそちらの方へ流れてしまうようです。

このハウスがエネルギーに溢れてる方は、小説の執筆、イラスト、漫画制作、工芸や造形、ダンスや舞踊など、芸術的な活動に打ちこまれている方がやはり多かったです。
自宅でコツコツと才能を磨き、将来を夢見て活動されていたり、仕事として実を結ぶよう頑張っている方、また自分だけで満足する趣味として楽しまれている方も、もちろんいらっしゃいます。

大抵、芸術的な活動をされる表現者は、他人の押し付けによっての作業では満足しないし、持てる才能も出しにくいでしょう。
5室は遊んでいたい、6室の様に役に立ちたくはない、といった場所ですが、それでも仕事になってしまうのは、6室、10室の天体とミューチュアルレセプションになっているケースや、社会的なステイタスの10室の天体や、肩書のMCとの120度があって連動しているケース、2室、10室のカスプのルーラーが5室に入っているケース、などなどです。
また、5室そのものに、仕事に関する太陽や水星があれば、クリエイティブな職業に就く可能性もあります。
楽しみや好きな事が、職業として成り立つ可能性が強いでしょう。

海王星や木星などの拡大天体が絡むと、作品数が多く、夢のある楽しい事を生み出す作業において枯渇しない多産系の作家さんになるでしょう。
反対に5室の天体に対して凶星との凶角がある場合、平坦な道のりではなく、何かとスムーズに行きにくい傾向があります。
締め付けを与える土星との凶角は、望みに対して、そんなに上手くはいかないものだ、世間一般の常識とはこういうものだ、などと夢に対して臆病にさせ足を引っ張ろうとします。
際限なく力を出し切らせようとする冥王星との凶角を持つ方は、制作を続ける事で摂食障害になったり、締切前の切羽詰まった状態の時、突発的な精神不安に陥り入院された方もいました。
創作する事が好きであるにも関わらず、病むきっかけになるというのは大変お辛いと思います。
しかし、5室は人生の冒険も厭わない性質を持つ部屋です。
ドラマチックに乗り越えようとされるでしょう。


2室、5室などのサクシデントハウスは、アンギュラーハウスの結果として得られる所有物を示す部屋です。
2室は自己の所有物。
持って生まれた才能や資質、親から受け継いだ宝。
自分自身が持つ特技や技能は、仕事として収入に結び付ける事が出来るため、金銭の部屋として観るのです。
海王星があれば、文才、芸術的な才能が収入に繋がる可能性があるなど、どのような種類の天体が入っているかで、切り売りする分野の事が分かります。

2室5室は配置的に90度関係になりますので、通常は2室で稼いだお金を5室の遊びで使うといった流れです。
やはり、趣味や道楽、楽しみ事にはお金がかかるものなので、2室とのスクエアはそれによる出費を表します。
放出といった5室が強い結果、お金には執着しない性質が強まり、お金は貯まりにくいという風になりやすいです。
2室が強い人は、お金に対して本当に稼ぎたいと思っていますので、5室に天体があってもそれを否定し、好きなことはせず、クライアントや商業ベースのニーズに合わせた創作をします。
2室と5室は通常はスクエア、否定しあう関係ですので、このようになりやすいです。

しかし、ハウスの大きさによって2室5室の天体が120度関係になる方もいますが、この場合、自分の好きな事、芸術、表現といった活動が収入に繋がりやすくなります。

経済活動と創作活動のエネルギーが連動しているため、上手く統合化されていると5室はただの遊びではなく、収入を意識しだしたとたん、創作意欲が刺激されるといった風にも現れます。
2室の商業的な才能を、クリエイティブな活動に生かす事が出来るのです。
面白い事がお金になるのは、60度や120度、そして2室が強くても、注目を浴びたり、自分の事を曝け出す事には、あまり抵抗がないかも知れません。
5室とともに6室が良いと、クライアントさんの要求にもキチンと応えられる能力があるでしょう。


また、暖かく見守る小天体セレスは、何らかの創作活動をされている方のチャートに、重要なポイントで配置されているケースを良くお見かけします。
創作活動に対して夢を持ち、地道に頑張っていらっしゃる方、表現活動をライフワークにされる方など、これまで調べた結果

MCと合して、5室天体ととトライン
5室カスプ、ルーラーと合
2室5室天体、MCのグランドトリンに対し、カイトの軸
5室の天体、MCとともにグランドトリン
5室天体とはトラインで、ペンタグラムの一辺を担っている
2室や5室の天体に、寄り添って見守るように合している・・・

面白いように効いているケースが多いのです。

セレスは育成天体ですから、まだ未発達な才能を、何の見返りもなく気長に温かく見守り、育てる事が出来るのです。
創作活動をされている方、漫画家、作家の卵の方に本当に多いと感じる配置です。
あせらず、ゆっくりでもいいから、素晴らしい作品が書けるようにと願い、続けられるのです。
そして、このような配置を持つ方が、いつか実を結び世間で認められる様な作品を作り上げるのかも知れません。
この配置がなければ、早々に諦めてしまわれるかも知れません。
母親のような目線で才能を応援し育てるセレス、小天体ですが重要な星だと思います。


地平線で割った地上部分は結果領域、地下部分は原因領域、地下部分に天体が多い人は才能が豊かで、家でひたすらコツコツ制作される方が多いですが、地上部分に天体が上がっている方が、より成果を出しやすくなります。
12室の天体と繋がれば、インターネットを通じての活動として読む事が出来ます。
地上に天体がない場合でも、動きの遅いトランジットの天体が10室に入ったり、MCに重なったりした時にチャンスが来る事があります。

MCにT天王星が120度、環境改善、職業において新しいチャンスがくるという運気の方は、数年来連絡をされていなかった漫画専攻の恩師から、思わぬ仕事のお誘いが来たそうです。
数年ペンを握っていなかったとのことですが、思い切って懐に飛び込まれたのです。
MCとT天王星の120度は、思わぬ幸運を意味し、社会活動に関しての成功を意味します。
新しい良い波に乗って、ご活躍される事を願っています。



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ぬくぬくした4室 [ハウス]

ままみの4室には現在木星が通過していますが、4室の象意とする所が肯定的に拡大されて、より意味を強めています。
4室に天体が集合している方の鑑定も続いたので、ちょっと考えてみたくなりました。
そうかな?と思われても、ひいき目に書いている所はご理解下さいね。

4室は家庭、心を許しあえる間柄の人間関係、生誕地など生まれながらに繋がりの深い場所、お互い分かりあって腹を出して無防備に寝れるところ、犬や猫がお腹を出してごろんとしているような、安心して全てをさらけ出せる相手。
言うなれば、ぬくぬくしたイメージのある場所なのです。
人生では保護が必要な幼少期と晩年を表し、どちらも布団に入っている時間が多いようなイメージ、あちらの世界に近い年代である事も見逃せません。
ハウスの流れとしては、あれこれ興味の赴くまま放浪の旅に出かけてしまい、帰る場所がなく心細くなりかけた双子座が、ICでやっと暖かい明かりを見つけ、家に辿りつけたのが蟹座の4室と言えると思います。
この家の仲間たちは、仲間に入るため一度自己喪失をし、固体的な意識は捨て去り、集合体としての意識を確認し合い、みな共通した気持ちを持っている事にとても安らぎを見出しています。
人は一人では生きていけない、存在自体を肯定し受け入れてもらえる、そんな場所や繋がりを欲しているのです。
4室のベースは共感が基本です。
自分が属する集団への愛情が豊かなのは、共感して同じことを考えてくれる仲間と言った認識があるからです。
同じ事を考えてくれる人、そうでない人の区別ははっきりしていますので、そうでない人には排他的になります。
これは、7室の外面的な人間関係や、8室の密室的で閉鎖された人間関係とも違っています。
他人から始まって一体化する8室とは良く似ていると思いますが、4室には、出生にまつわる縁故やルーツ、血縁的な要素が強いのです。

家庭は、野心的なものや進歩性とはかけ離れた場所かも知れませんが、平凡な毎日が続くような退屈な場ではあっても休息し、そこから生きる活力エネルギーをチャージするのでしたら、これほど重要な場はないでしょう。
4室は、社会的には軽視されがちですが、生活の基礎、人生の基盤を示し、何かあったら逃げ込める最後の足場、砦とも言うべき所です。

ここに重要な天体があると共感力が強いため、相手の気持ちと同化しやすく、嬉しい事も悲しい事も、気持ちが入ってしまう優しい人が多いです。
人の痛みを自分の痛みとしても感じてしまう、とても涙もろい方もいるでしょう。
また全く悪気なく、おせっかいな人もいるかも知れません。
面倒見の良い、昔の世話やきおばさんなどは4室的だと思います。
隣にどんな人が住んでいるのか分からないような都会暮らし向きではないし、田舎ののんびりした、ご近所同士の勝手知ったるといったムードに落ち着きを覚えるのではないでしょうか。
殺伐とした雰囲気やよそよそしさに耐えられず、あなたと私の仲じゃないのと、腹を割って打ちとけ合う事を望みますし、昔ながらの地域のコミュニティー、地縁、血縁を大切にするでしょう。
他人に無関心な現代社会の中では、寒々しく居心地悪く感じるはずです。

4室は一番底の、これ以上、下がない所にあって、自らも低い位置にいて相手を立てる方へ甘んじる事が出来ます。
和み系、癒し系で威圧感がなく、人に安心感を与えるムードの人が多いはずです。
その代わり表だってない所で糸を引き、周囲の人間関係に熟知し掌握しているような方もいると思います。
家庭でも、家族の幸せが自分の幸せ、美味しい物があれば、家族に食べさせて自分も満足するような、母親のような気持をいつまでも失わないでしょう。
めんどくさい掃除や洗濯、家事にもいそしむ事が出来るのは、自分を幸せにしてくれる家族の存在がとても嬉しいからです。
大好きな家族の幸せな顔を見たいから、家族を守るためなら、どんな敵とでも戦おうとするでしょう。
蟹座が感情的になって暴れる主なケースは、愛するものの存在を必死に守ろうとするためである事が多いと思います。

ハウスは生き方や場所、天体はエネルギーや主体性ですので、4室に吉星がある人は、こういったアットホームな生き方に対し肯定感を持ち、心地良く感じるでしょう。
凶星がある人は、家庭や地域的な繋がりと言った事に、何らかの否定的な感情や欠落感を持っている可能性もあると言った対比になると思います。
4室に太陽などあれば人生のテーマとして目指そうとしますが、もちろん現実に恵まれているかどうかは、他の星の配置などによって違っている事もあり、凶座相の場合不満を持ちやすいでしょう。
土星などがある場合、育った家庭にコンプレックスを感じていた方も多く、成長して独立したり結婚してから、理想の家庭作りを目指そうとします。
しかしそういった場合も、自分が親の年齢になる頃、親の立場になって自分が育ってきた家庭の事も理解するようになり、わだかまりも薄くなるはずです。
そして家庭は、くつろげる場である事から、お互いがつい我儘になりがちですが、家族がうっとうしい、あまり恵まれている感じがしないと思っている方でも、自立して一人暮らしを始めたり、家族が病気になったりすると、それまで当たり前と思っていた存在にありがたみを感じ、思いに変化が起きて、かけがえのない家族を大切にしたいと思われる方も多いでしょう。

また家族と団結したり、一緒に生活する事が苦痛な方もいると思いますが、その場合でも4室が強ければ、やはり家族以外の集団や、帰属する心の拠り所を見つける事にエネルギーを注いでいる事が多いようです。
そして、安息の場であるはずの拠点に、極端性や異変などを表す冥王星があれば、やはり厳しい体験をしがちなのではないかと思います。
4室は月、蟹座との関連がありますので、月にハードなアスペクト、蟹座の天体に冥王星との凶角を持つ場合も、同じ事が言えるでしょう。

またチャートの持ち主から観た人物が、どこのハウスに入っているかによって、どのような生き方をしているか読めますが、太陽が4室にある場合は、やはり腰が低めで優しく家庭的な父親や夫が、家の中にいると言う配置です。
吉座相の場合、家でのんびりくつろいていたり癒しの存在になっている事が多いですし、凶座相の場合、何らかのトラブルがありそうです。
月が天王星と合して10室にあり、4室の太陽とタイトに180度と言う配置を持った方は、両親が反目し合い、バリバリ働く母親が、気弱な父親を見下しているのが辛かったと言われていました。
太陽と月の120度の関係は、和気あいあい、お互いを理解しながら助け合っていける図ですし、合している場合は、仲良く寄り添っているような図です。
合している太陽と月では、どちらか先に進んでいる方へ後から付いていく天体の方が、エネルギーを取られ犠牲になるとも言われていますが、意志を一致させたご夫婦で、尽くす事も厭わないタイプでしたら、あまり不満も出ないのではないかと思います。


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7室について [ハウス]

家族、友人、身近な人など見ていると、結構分かり易く現れるのが、1室や7室です。
自分が発祥するASCに対し、DSCは社会デビューポイントのため、人間関係の上でどのようなパターンがあるか、個性が対外的に現れやすい場所です[ドコモ提供]

1室から6室までは、その人が努力して能力を磨き、7室で表に出てくる訳ですが、世間がその人を認めなければ、そこでその人は終わりという事なので、実は大変シビアな場所でもあるのです。
社会の中でその人が、どういった存在の人になるのか、他人から見たその人の人格はどう映って評価されるのかを表します。

社会に出る時、どのような相手と縁があり、関わり易いのか。
世間との接点を持つ時に引き上げてくれる人のタイプ、また、そういった人に恵まれるか、そうでないか。。
実際、大きな能力があったとしても、それを受け取ったり評価する人がいなければ、その人の社会での成功の可能性は低くなるでしょう。
自己満足の趣味の世界でなら、関係ないのかも知れませんが。。

1室は、内側から感じる自分、7室は他人の目と言う鏡に映った自分ですので、例え自分に良いイメージを持っているとしても、勝手には評価を決められません。
社会には様々な価値観を持つ人がいますから、全ての人に受けるような事は難しいでしょう。
周囲の人に気配りし、好意を持たれるよう心がけている方がほとんどだと思いますが、素の部分では、この集団には評価されるけれど、この集団にはあまり評価されない、といった感じになってしまうかも知れません。
その場合、7室に入っている天体の種類を観ると、どのようなタイプの集団に受けが良いのか分かると思います。

例えば、海王星が入っているなら、海王星的な、精神的なものに価値を置く優しい人たちから評価されるでしょう。
自分でも、知らず知らずのうちに適応し作ってしまうのです。
そのため、そういう集団によって作られた自己像になっていくとも言えます。
もともと朱だったので、朱に交りやすい上、さらに赤くなる、といった感じです。

また、ネイタルチャートの先天的な部分だけでなく、大きなトランジット天体やプログレス天体によっても変化していきます。
トランジット天体は外側からの引き上げやチャンスを与えますし、プログレス天体は内面から社会に出たいと言う欲求を表します。
これらが上がって来たタイミングで、世間に出るというパターンは多いのです。
T土星が入ってきても、悪くありません。
プロフェッショナルなその道の人、年配の実力者などが引き揚げてくれたり、認めてくれる可能性があります。
対人関係では固定的で、狭く集中したお付き合いになって行きます。
天体の作用は吉凶一体ですので、ポジティブなところを意識すれば、星の良い作用に与れるのです。

また結婚に関してですが、1室とは対称にあり、そもそも7室は、本人の持つ潜在的なキャラクターであるとも言えます。
それを自分では出さず、結婚相手など他者に投影し関わる事で、代替え的に天体の衝動を満たしているといった事でもあるのです。

例えば7室に木星がある場合は、木星的な要素を相手に求め、その人は知らずにそれを要求される事になります。
7室に木星を持つと、相手に対して細かい突っ込みを入れず優しいですから、配偶者はそのように接してもらえるおかげで、温厚で緩んだ感じの自分というのが固定されてくるのです。
結婚生活の中で、いつの間にか、大らかでリラックスしたキャラクターに仕立てられてしまうでしょう。
このように結婚は、相手の目線の中にある自分というイメージを纏う事で、社会的な自己像も同時に形成しているのです。
こういう他者の目の代表を結婚相手が担っているとも言えるので、社会的な自己像を作る上での共謀者とも言えます。

しかし結婚を観る場合は7室だけでは片手落ちです。
7室は結婚相手と、フェアなパートナーシップ、対等な関係を望む場所です。
相手との対等と言いう関係にこだわり、満足した後は、あなたはあなた、私は私と言う事で、人はしょせん個別の存在だと確認する事でもあります。
その寂しさから次の8室では、関係に境界線をなくし、一体化していく流れの8室がやってきます。
結婚相手を選ぶのは7室ですが、長年生活を共にし家族になってくと、4室や8室でも観る必要があるのです。

7室は、他人の中で、自分が生まれ変わりをするような場所ですので、大変重要で大きな意味のある場所だと思います[ドコモポイント]



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天体配分について [ハウス]

チャートの地平線で割った上下、子午線で割った左右、4つに区切った場合の領域には共通のテーマが見られます[ドコモ提供]

特色のあるその一角に、天体が4つも5つも入っていれば、そこは重要な部分ですので、生きる上での方向性や大きなテーマになったりするようです。太陽や月が入っていればなおさらです。

◎まず東側に多い人は、人に頼らず自分で自分の事は決めます。
自立的に自分を基準に行動を起こします。思った事は一人で実行してしまうでしょう。

◎西側に多い人は、人と共存していく気持ちが強いですから、時には依存しながら、周りに合わせ生きていきます。
協調性があるため、社会での立ち位置や、人から見られている自分を気にします。
しかしこういった方でも、牡羊座の月などがぽつんと東側にあると、実際の生き方は依存的であるのに、気持ちだけは自立したいと焦ってしまわれるようです。

◎地下部分に多い人は、個人生活、プライベートを重視します。
私生活を充実させる事に喜びを感じ、どちらかと言えば内向的かも知れません。
生きる方向性は、個人の能力を発達させたり、楽しみを追及したりする事です。
自宅などで仕事をされている方が多いのですが、これも山羊座に天体が多かったり、地上に個人天体がある場合は、現実では専業主婦を続けながら、このままでいいのかと、社会に出てたい気持ちも強くなるようです。
地下に天体を多く持っている方は、家で創作的な作業をしている事が多いのですが、決して社会的な活動が出来ないという訳ではありません。

◎地上部分に多い人は、社会活動を好む人です。
表舞台に出て、大勢の人に認識されたいというお気持ちが強く、どちらかと言えば外交的です。
社会に出て多くの人と関わり、積極的に働きたいし、活躍して地位も得たいと望まれるでしょう。
地下とは反対に、個人で作業するよりは、会社を経営したりするのにも良いという配置です。

もっと分けて観てみますと・・・

◎東半球地下(1室~3室)に多い人
純粋な自分という存在の発祥の領域なので、新しい自分の発見や自分探しがテーマかもしれません。
自分に正直で妥協をしないコツコツ型です。何らかの才能を持っている事が多いでしょう。
自分に対するこだわりがあり、周りを気にせず風流に生きる方や、趣味の勉強のため留学をしたり、資格取得をしたりなど、才能や能力の育成に熱心な方が多いという印象を持っています。

◎西半球地下(4室~6室)に多い人
身近な人との共存、共鳴がテーマの領域なので、情緒の育成に関わっていきます。
仲間を大切にし、安心できる居場所があるととても幸せを感じます。
家族との関わりが大きく占めていて、家に居ながら何かを始めたいが、家庭は第一で、と考えられている方が多いようです。
この配置は、家で漫画を描いたり、楽器を演奏したりなど、そういった創作活動をされている方もいる一方、やりたい事が見つからず、何かを始めたいが何をしたら良いのか分からないという方も、結構多いという印象です。

◎西半球地上(7室~9室)に多い人
社会的な人格の育成の領域で、結婚や対人関係など集団性に大きく関わるのが特徴です。
ここからは、自分とは全く違う他人との交流で、その中でどのように自分を活かすかがテーマなのです。
この配置では、本当に恋愛や結婚、人間関係での悩みでのご相談が多いです。
結婚したいと切に願われる方、はたまた既婚者同士の恋愛に関する悩みや、対人関係ではもめごとばかりだとか、友人同士の派閥抗争に巻き込まれ、転校を余儀なくされたというケースもありました。
山羊座が関わっている場合では、能力や地位で人の優劣を測る事もあるため、対人関係のパワーゲーム的な駆け引きから、なかなか下りられないといった事もあります。
しかし、この配置全体に言えると思いますが、人が嫌いかと言えば、やはりそんな事はなく、関わりたいというお気持ちが大変お強いのです。

◎東半球地上(10室~12室)に多い人
総合的な人間を完成させる領域です。
社会的立場を確実なものとし、キャリアを打ち立て、社会に看板が出せる自分を作り上げようとします。
もしくは環境や仕組みに依存しない独立した自分を目指そうとします。
社会で認められたり、世の中に出るためには、やはり地上の天体が多い方が有利のようです。
ここに天体が多い方は、自分のお店でやりたい事をかなえようとしたり、自営業的なお仕事をされたり、またその希望を持っている方も多く、エネルギーに溢れて活動的なのを感じます。
転職もキーワードのようで、今までのキャリアを捨て、新しい環境への可能性を探っている方もいます。
方向性としては様々ですが、人を励ましたりお役に立つような、ボランティア的な活動を希望されている方も多いように思います。

これら4つの領域に、天体が集合している場合、生き方にも上のような傾向が現れると思います。
領域に入っている3つのサインは、それぞれ、何もない所から始める(活動宮)、固定し安定させる(固定宮)、前の2つのサインを上手く組み合わせながら、次の領域への調整をする(柔軟宮)という違いがありますが、共通したテーマを持っているのです。
そして、春分点、夏至点、秋分点、冬至点は、出発点ですので、ハウスの意味が強調されます。、
気学の地支で言う、寅巳申亥で生じて(各季節の始まり)子卯午酉で旺じて(各季節の真ん中)丑辰未戌で墓する(土用期間で次の季節への調整)というのに似ています。

また、領域に関わらず、全体的に星が散らばっていれば、おそらく1つの思いや考えに囚われず、周りの意見と自分の意見、社会生活と私生活、全てにバランスよく総合的に力を注げるでしょう。

ちょっと流れをアーチストの成長で例えてみました・・・

東半球地下
趣味で作曲活動。腕を上げる。
西半球地下
友人や仲間とバンドを組み、学園祭や地域で活躍。
西半球地上
評判になりメジャーデビュー。グループで世に出て認められ活動する。
東半球地上
グループでの活動はやり切った感があり、個を出したくなってソロ活動を始める。

作家の場合、
一人自宅でコツコツ原稿を書きためる。
会社や仲間内で、才能のある人として有名。同人誌や、自費で本を出版
応募した作品が受賞し、出版社から認められ、メジャーデビュー。雑誌掲載。
名前が売れ、独り立ち。プロダクションを立ち上げる。

勿論これはイメージです。
チャートは可能性を制限するためにあるのではなく、希望した人生を叶えるために、模索するツールとして使って頂きたいと思います[ドコモポイント]

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12室の異性運 [ハウス]

放っておいても異性と接触する機会に恵まれる人がいる一方、そうでない人もいて、チャートでもある傾向が見られます[ドコモ提供]

女性の場合、火星、太陽の状態で観ますが、あまり縁がないと思われる方は、アスペクトが無い場合や12室にこれらの天体がある場合などが割と多いようです。
恋愛など結婚する前の男性のタイプや、お付き合いのチャンスに恵まれるかどうかは、火星の状態で観ます。
12室に天体があると、表に現われにくい純粋な魂をお持ちですが、天体が表す象徴を、日常的なものとは切り離しやすい面も持っています。
12室はその人の神聖な場所のため、汚されたくないし、踏みこまれるのを拒否したくなる場所です。
そのような大切な所に男性を表す火星が入っていると、現実的ではない男性を神聖視する傾向が出てきます。
例えば実際いない人物や偶像、アニメの世界観などの方が、その方の男性像に近いかも知れません。
また、サインでも清らかさをモットーとし、恋愛には消極的な乙女座火星は、恋に奥手の傾向です。

火星と太陽の性質の大きなギャップも、結婚までの道のりを邪魔をする事があります。
太陽は吉角を持ち、発展性のあるアスペクトなのに、火星がノーアスペクトで異性として出会うきっかけを狭めていたり、また、大変尖ったアスペクトを持っているため、お付き合いの段階で関係に躓き進展しなかったり、と言った事があるでしょう。
逆に、火星は大変勢いがあって、アスペクトやハウス的にも強いのに、日常を表す男性、結婚相手の太陽は、12室と奥に引っ込んだ場所にある場合、結婚に魅力を感じなかったり、結婚まで関係が進展しないという場合もあります。

例えば、火星は10室で目立つ場所にあると、お付き合いする男性は、野心家でスケールの大きな現世的な人ですが、太陽が12室ですと、結婚相手は少々厭世的で、精神世界や芸術と言った方向へ関心が向く人です。
この場合、12室は隠遁した男性も表しますが、行動的な火星の男性とは、性質が真逆だと言って良いでしょう。
結婚して太陽が相手に投影された場合、行動的な男性であっても、いつの間にか、ご隠居さんのような性格や立場といった感じになってしまう事があり、お相手が無意識のうちにそういった金型に気付き、結婚まで至らないという場合があります。

しかし、こういった場合でも、最初から12室的な男性を探せば、結婚までスムーズに行くはずです。
心が動くのは行動的な男性なのですが、結婚相手としてお探しになる場合は、控えめで優しく、奉仕的な方を探してみると良いと思います。
出会いの場所は、ボランティア関係、セラピーなど心理的な事を扱う場所、酒の席、また、コンサートや美術展など芸術的な場所、例えばですが、こういった場所での出会いが期待できるかも知れません。
太陽のアスペクトが良い場合は、結婚をされれば、きっとお幸せになるし安泰だと思うのです。しかし、そうなるまでが少し大変なのですね。

また、8室太陽の方でも、やはり隠れた場所であるため、こういった相談の方がいますが、8室は、家族や身内などの集団の中で、意志を同じくして生きる事を意味するので、ここに人生の目標や生きる方向性の太陽があれば、決して孤立した人生を通すことはないと思います。
特定の人との深いかかわりや、誰かと一体化し、くっつく性質を持っていますので、一人の人生は向いていません。結婚しようと思えば出来るタイプの方です。

ご結婚を望む方が、このような男性天体の場合、やはり意識して接触の機会を持つべきで、これはトランジット、プログレス天体の影響を有効に活用した方が良いと思います。
切っ掛け作りとしては、火星や太陽に拡大天体が、たとえハードでもアスペクトを作って間口を広げてくれるのが良いのです。
木星、海王星などがアスペクトすれば、頑なさが取れて受け入れる気持ちが出てきます。
海王星のハードでは、少々危険な恋を示し、既婚者の場合、不倫に発展するケースもありますが、あくまでも縁の少なかった未婚の方へお伝えしたいと思います。

相談者の方で、火星乙女座12室で、結婚や恋愛など以前では全く考えられなかったのに、周りがどんどん結婚という風に動いてきて、急にモテ出し戸惑っていらっしゃるという方がいましたが、この火星に対し、現在T海王星が180度で、間口を広げ緩めています。
海王星は一度本来の座に入り、大きな力を持って火星を揺さぶりましたので、今まで、消極的であった男性に対して、受け入れる気持ちが出てくるでしょう。
恵まれたことに、現在、T冥王星とも吉角で、T冥王星はネイタルの月の上に乗り、金星、火星とともに120度という配置です。
冥王星が関わると、天体の持つ以前の性質が書き換えられてしまうため、金星、火星の表す愛情に関して、良い意味での変革が始まっているのでしょう。
男性から好意を持たれて戸惑ってしまわれるとの事でしたが、一度思いきって飛びこんでみる事を、強く勧めたいと思います。今まで持っていた感覚とは、まるっきり違った男性観がそこにはあるかも知れません。
天体の中でも、一番影響の強い冥王星と海王星が火星に対して影響を与えるのですから、今まで持っていた男性観は変容してしまうと言ってもおかしくはありません。
今まで12室で目立たなかった火星は、この大型天体によって、性質を変えられてしまっているのです。
それからは幸い、お付き合いや結婚にも前向きになってきたとの事です。
トランシット天体が味方した、一生に一度のアスペクト、どうか無駄にせずこれを上手く生かして、幸せな結婚をして頂きたいと心から思っています。

目立たない位置にある男性天体をお持ちの方も、時期やチャンスを狙って、思い切って行動を起こしましょう。きっかけは自分で広げて、積極的に作られた方が良いと思います。
この人と思われたら、自分から接触してみて下さい[ドコモポイント]


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ステリウムのあるハウス [ハウス]

こんにちは!ままみです[ドコモ提供]
拝見させて頂いているチャートの中に、ステリウムが割と多く出ている事に気が付きました。

ステリウムとは、1つのサイン位の範囲に、星がいくつも集中して集まっている状態を言いますが、大体太陽と水星、金星は近い範囲を運行しますので、これらの天体は比較的コンジャクションになりやすいです。

しかし偶然が重なり、動きの速い月、火星、はたまたトランスサタニアンなどがコンジャクションしてしまい、1つのサインに入り込んでしまうという場合もあります。
合計6つも7つも一つのサインに会してしまうような配置もあり、ご本人も何故こうなるのかわけが分からないけど、突き動かされるように動いてしまうとか、知らないうちに巻き込まれてしまうといった感想を持たれるようです。

この天体群が入るハウスは、ご本人にとって非常に重要で、楽しみも多い半面、入っている天体が吉星揃いであるにも関わらず、困難な事も起こしやすいのです。
大きな天体がアスペクトを取る時は、問題や出来事が立て続けに起こったり、他から見れば困難で耐えがたい体験等もありますが、これはチャートに仕組まれたその方の成長の機会なのです。

その限られたハウス内で、天体の持つ意味の様々な体験をしなければならないので、課題が沢山詰まっているのです。そのため試行錯誤、経験値の上げ方がとにかく凄いと言えます。
7室の場合は、絶えず異なるタイプの人と接している状況を作り出し、それによって様々な人と渡り合うような訓練をしていくことになります。考えも、タイプも違うような自分とは異質の人が関わってくるのです。
天体を使いなれていないと、当然トラブルも多く、人付き合いは安定しません。
しかしこれは訓練ですので、次第に対応力が身に付き、その人は対人関係のエキスパートになっていきます。

10室の場合は、社会的な経験値を上げなければいけないため、職種も変わりやすく変動的になっていきます。
吉星が入っている割に転職を繰り返したり、仕事運が良くないと思われる方もいますが、まだお若いので、これは将来の活躍のために経験を積んでいるとも言えるのです。
転職するのも、天体の持つ力を一つの狭い職種に絞れないからであって、いろいろな仕事を渡り歩いて経験値が上がると落ち着いてくると思います。
また、とても忙しく、日々様々な事件が起きるような仕事で、使いこなしていれば安定していきます。
将来に渡って、世間に対してもいろいろな肩書や役目を持つ人になりやすいです。

1室の場合、本人にいろいろなキャラクターが隠れていて、他の人を振り回すことになりますが、割と無自覚であることが多いです。しかし7室と拮抗していますので、人と人との関係上、摩擦が大きく、それによって人格や能力も磨かれ、向上していけるのです。

4室の場合も、家庭や共同体、身近な人間関係の中で問題が起きる場合があります。
借金のある家族がいたり、病気のご家族がいたりする事もありますが、これもやはり親しい家族の中でひたすら安穏とするだけでなく、様々な事を学べるようにと出来事が起こりやすくなっているのだと思います。

アングルでは、自分の1室から見てスクエアとオポジションなので、やはり出来事として目に付きやすく派手になるし、時に妨害の様に感じることもあります。
それに対し、5室や9室にあるステリウムは、自己拡大の意味を持つため本人の気持ちとしては楽で快適だと思います。
しかしアングルにあるステリウムは自分磨きの機会が多く、それだけレベルの高い人へと向上していける素地を持っているとも言えるのです。
ステリウムのある天体とハウスの事象は、甘やかしだけでなく試練も与え、その人を体験によって研磨しダイヤモンドとなれるよう、日々努力させるチャートであるとも言えます[ドコモポイント]


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2室は稼ぐ力 [ハウス]

現在木星は牡牛座を運行中ですが、物質的な恩恵が得られやすい時期です[ドコモ提供]
さらに山羊座の冥王星とも良い角度で、地位が上がるなど仕事上の大成功も意味するアスペクトを持っています。これはチャート上の天体と絡めば、個人バブルがやってきそうな配置です。

冥王星と天王星はとても強い影響を与えているので、最近では山羊座的な競争社会に身を置き、牡羊座的なお山の大将の座を狙うといった人も多いのではないでしょうか。
そうでなくでも今までやったことのないビジネスにチャレンジしたくなったり、そういった天体の配置に思えます。
この冥王星と木星の貴重アスペクト、現在チャート上のどこを運行していますか?
2室であれば大きなお金を稼ぐチャンスかも知れません。

お金は人生の全てではないですが、人生の禍福を握る大切な要素であるという事はどなたも否定なさらないと思います。他に依存しないで(所属しないで)その人自身が自分の資質や才能によって稼ぐ力は主に2室を観ます。
常にお金を稼ぎたい、もっと欲しいと思っている人は、2室に天体が入って強い人、また牡牛座に沢山天体を持っている人です。2室にはもともと何も入ってなくても、こういったトランシットの大きな天体が入室している時もそういった気分になります。

入っている天体に注目してみましょう。
月は、女性や不特定多数の人々の関心を集めるような人気商売に向いています。
アスペクトにもよるので不安定な部分もありますが、日常を表すため食べるのに困らないくらいの収入はあるでしょう。男性の場合、2室の月は奥さんを所有物と見なし、家から出したくないという事も。。

水星の場合、言葉を商売にするという事でコピーライターさんに多い配置でしょう。
また乙女座的な出方をすれば事務処理が得意で、そういった仕事による収入だと思います。

金星の場合は、2室にあると居心地が大変良いのです。
苦痛な事をしなくても、楽しみながら、例えば趣味や道楽などが高じて収入源になるといった風です。
楽しい事を通じてお金が入ってくるのは、とても幸運だと思います。
女性をターゲットにした美容業界などに向いているかも知れません。

太陽は、公式に認められた収入なので官公庁とか会社の組織で、働く目的は?と聞かれれば迷いもなくお金のため、といった風でしょう。

火星は、バイタリティの天体。やる気があれば大いに稼げるけれど、そうでなければさっぱり、といった風です。
借金やローンなどで追い詰められて、プレッシャーがあればやる気が出るタイプ。
大きく使い大きく稼ぐので、逆を言えば買い物を控えれば、それなりにしか稼げないタイプです。

木星は浪費など無駄な部分もありますが、増やすという意味では王道です。
木星の年齢域に入ってなくてそれ程でもないという方は、2室は持ち物や趣味という見方も出来るので、そういった事が豪華主義だったりします。

土星は、収入は膨らまないけれど気分に左右されず規則的に稼ぎだす能力。
しつこさと維持力で着実に稼げますが、お勤め運の方が強ければ、フリーにならない方が良いかも知れません。

天王星は、皆がやっているのとは違うやり方で収入を得ます。自分独自の収入の方法を考えるので、独立、自営業の人向きです。

海王星は、ルールから外れた非合法的な収入といった風ですが、もちろんキチンとした所から入る収入もあります。イラストなど芸術的な仕事から入る収入などは海王星らしいでしょう。
曖昧であてにならないかも知れませんが、入る時は大きかったりします。
アスペクトによってはお金にルーズになる人もいますので気を付けて下さい。

冥王星は、決まった収入の範囲の枠を超えるため、巨万の富を生みだす可能性もありますが、極端に貧乏になる可能性もあります。収入源は何によるのかは人それぞれ。
誰かの財産を分捕るくらいの押しの強さがあるので、犯罪一歩手前になる事も無きにしもあらず・・・かも知れません(汗)

トランスサタニアンの場合、常識外れの収入源で、普通の稼ぎ方ではなくその人なりの特色が出るのです。
また、エネルギーを持っていても使えない、という事が多く、その場合は、トランシットで刺激を受けたり、何かピンチに陥ったり、その気になるような切っ掛けがあればスイッチが入るといった風です。
やはり、物事を大きく動かすという意味では、トランシットのハードアスペクトが必要かも知れません。
一見壊れて見えることでも乗り越え再生された時には、大きなスケールになっているという事があるからです。

2室のみ強い場合、是非とも自分で稼ぐ能力を発達させて頂きたいですが、会社勤めで人間関係や組織などの拘束が入ると上手く発揮できない場合があります。
純粋に稼ぐ能力を発達させるには、やはりフリーな立場が良いのです。

お金関係の事は8室も見なければいけませんが、2室と8室の天体がオポジションで、バランスが悪いと、大変な借金を背負う事にもなります。例えば2室に太陽や月、8室に冥王星では借りる方のお金の比重が重すぎて返済が無理になるという事もあります。ローンを組まれる方、要注意です。
しかしこういった場合、リロケーション(引っ越し)によって、ハウスに入室している天体の位置をずらし、運勢傾向を変える方法がありますので、日本じゃどうも金運が良くない、という方は試してみるのも良いかも知れません。
ままみの場合、パリやロンドンにお引っ越しすれば金持ちになれるかも知れないようです(笑)[ドコモポイント]


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1室の月7室の月 [ハウス]

1室と7室の関係は本人と他者との役割を表します[ドコモ提供]

自分が他者に対してどんな役割をもつのか天体によって考えられます。例えていうなら1室海王星と7室土星がある人は、自分が酔っ払っててそれを介抱したりダメ出ししてくれる人が他者。自然とそういった役割にゆだねがちです。また1室土星と7室天王星では、ちょっと変わった人を相手にしなければいけない真面目な自分とか。。

自然とそうなってしまうし、また求めてしまうところがあるのです。しかし月の場合は少し違います。

月は水星が発達する以前の本能の領域です。言葉に出来ず無意識に反応してしまう部分です。7室に月を持つ人は人に反応し、そして言葉以前の部分で相手に同化してしまうのです。一緒に生活をしていたり接している時間が長いと、知らない間に食べ方や言葉使いまで真似てしまいます。

このように知らない間に相手に入り込み過ぎてしまい、自他の区別が付きにくくなってしまうのです。こういう性質があると、多くの人と付き合うほど本人としてはしんどくなってしまうというのがあります。対人関係に入り込むと確固とした自分が築きにくく一種の危惧感を本能が感じ取るのか、7室月の人はひきこもりになる事もあるそうです。

1室月の場合は7室とは反対です。月は反射する鏡、その場の雰囲気を無意識に吸い取ってそれを周りに発信します。周りにいた人が何かを漠然と感じていたモヤモヤとした部分を、月はそれを吸収してハッキリと分かりやすく顔に出したりするのです。1室月の人はムードメーカーと言われる所以です。

それによってその場を仕切るという人になります。そのために太陽などが地下や12室などで表に出たがらない性質でも、周りがほっておかず本人の意思とは関係なしに、いつも周囲が賑やかになってしまうのです。

7室月は吸い込まれる方、1室月は吐きだす方という対比は面白いと思います[ドコモポイント]

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4室 見えない心の拠り所 [ハウス]

ハウスの水平軸、横の1室7室は自分と他の人との公平な横の繋がりを表します。それに対して縦の10室と4室は、地位の高い人低い人との縦社会の繋がりです[ドコモ提供]

10室には地位を向上させたい、偉くなりたいという野心が発生します。

月があれば権威に弱く、地位のある人を特別視します。土星があれば年若い時、地位や身分のある人に反発しながらもやはりどこかで妬ましく思ってしまう複雑な気持ちが生まれます。

女性の出生図の10室に男性を示す太陽、火星、家父長的な土星などが入っていれば結婚する相手や、付き合う相手は社会的ステイタスが高い人を好みがちですが、これはあくまでも目に見える形でなのです。

反対の4室は10室から見ると地位が低く見られるのですが、発想は真逆です。真夜中の海の底にあるようなこのハウスは、実は目に見えない心理面での頂点なのです。

4室は一般的には家、故郷、両親とあります。その個人が属している心理的な大地。蟹座と関連した場所なので、心理的な気持ちの上での拠り所なのです。単なる血の繋がりで考えた場合、肉体や遺伝といった2室で見る方が近いと思います。

普段意識はしていないけれども、4室のベースがあってこそ育っていける。例えば日本人なら、日本人的な心理反応、行動特性などありますが、子供はこの日本という社会の中で地に足を付けて育っていきます。何が正しく何が間違っているか、という良心や価値観は、両親や先生、仲間など家庭や地域の人達と触れ合い共感することで育っていくのです。決して知能で学ぶものではありません。

また人は仕事から帰って家というプライベートな空間で休息し、活力を補充します。さらに眠りに入ると無意識からのエネルギーを吸収し、リフレッシュされるのです。家族は同じ家の中で眠りますが、集合的なエネルギーを確認することによって、心理的な落ち着きと余裕が得られる事になるのです。

こういった共有されたルーツを表す4室は、人が人として活動するための心理的パワーと支えを提供します。ICとは地表に上がってこない地下の頂点、意識できないけれど活力の供給源となるところです。人の目に触れない所IC付近にある天体は、一番目立ちにくい天体で控えめです。しかしこのように重要な働きがあるのです。

心の面での地位の高い人と言うのは例えば教祖のような人ですが、宗教家などは4室が強く太陽などで強調されている場合が多いそうです。またここに太陽などがある女性は、心の面で最も深い共感力、包容力を示す人を好み配偶者に選びます。

包容力のある心理的な拠り所をもつ事により活動的に生存できるのですから、目立ちにくい4室は意識して注目したいと思います[ドコモポイント]

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