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シド・チャリシー ~Two Faced Woman~ [動画]

シド・チャリシー(1922年生まれ、昔はシド・チャリースとも表記された)の「二つの顔を持つ女」は、「バンド・ワゴン」(1953)でソロナンバーとしてテイクされました。
歌はインディア・アダムズの吹き替えで、同年の映画「トーチ・ソング」で、落ち目のスターに扮したジョーン・クロフォードが踊るシーンでも使われたため、カットされると言う憂き目に。
ダンスの実力はさておき、映画界の女王として振る舞っていたジョーン・クロフォード側としては、アウトテイクされるのを許すはずもなく、と言ったところだったのでしょう。
しかしこのナンバーは、ザッツ・エンタティンメントⅢによって40年の時を経て、再び蘇りました。
案内役の一人にチャリシー自身が出演しており、70歳を超えた年齢に応じた気品ある装いに、当時の面影を感じました。

子供の頃からバレエを習い、ニコ・チャリシー主宰のバレエ学校に入学、14歳で伝説のバレエ団「バレエ・リュス」に入団。
第二次世界大戦の勃発でバレエ・リュスが解散するまで、同バレエ団の欧州巡回公演にも同行しました。
クラシックバレエの正統を受け継ぎ、本格的に訓練を受け、将来を嘱望されたダンサーでしたが、ニコ・チャリシーからプロポーズを受け16歳で結婚。
男児を授かりますが家事に明け暮れキャリアは一時中断、しかしバレエ・リュス時代の振付師から担当する映画の出演を依頼され、そこから映画界への進出が始まります。

映画に転向してからは44年MGMと契約して、ミュージカルの黄金時代を担う女優へと成長して行きました。
当時の二枚看板はフレッド・アステアとジーン・ケリーですが、チャリシーはその二人の相手役を務める事になります。

初めてアステアと共演した「ジーグフェルド・フォーリーズ」(1946)ではバレエを披露、後にトレードマークになる様な妖艶さはまだ開花していません。
2度目の共演作「バンド・ワゴン」ではヒロインに扮し女優としての才能も発揮、アステアとの素晴らしいコンビネーションは絶賛されます。
共演にあたり最初、アステアはチャリシーの身長が高いことを気にして二の足を踏み、チャリシーはダンスの神様、アステアへの畏敬の念から緊張が続いたらしいのですが、やがてリハーサルを重ねるに連れ、素晴らしいコンビネーションが生まれて行ったそうです。
その後もアステアと組み、「絹の靴下」に出演。
これはグレタ・ガルボ主演の「ニノチカ」のリメイクでミュージカル化した作品ですが、ソ連の美人スパイという笑わない役は、クールビューティなチャリシーにぴったりでした。
アステアは自伝の中で、彼女を「美しいダイナマイト」と評し、惜しみない賛辞を送っています。

一方、ジーン・ケリーとは「雨に唄えば」(1952)で初共演。
チャリシーはケリーを誘惑する女性を演じ、セリフこそありませんが、妖艶で蠱惑的なヴァンプ役はとても印象的でした。
他にも「ブリガドーン」(1954)や「いつも上天気」(1955)ではケリーと並ぶ役を務めましたが、50年代後半、ミュージカル人気は徐々に低迷し、大手スタジオがかつての様に制作する事はなくなって行きました。
そんな中、「暗黒街の女」(1958)でイメージチェンジを図ったり、フランスへ渡り、彼女の最後のミュージカル映画となった「ブラック・タイツ」(1961)に出演。
また、マリリン・モンロー最後の出演作「女房は生きていた」(1962未完)で、ディーン・マーティンの後妻役を演じた事も有名です。
1970年代に入ると、夫のトニー・マーティンとラスベガスのショーなどにも出演し人気を集めました。

私生活ではニコ・チャリシーと離婚後、48年に歌手のトニー・マーティンと再婚し、次男を出産。
「巴里のアメリカ人」でケリーの相手役のオファーを受けましたが、マーティンとの結婚生活を優先するため辞退。
もし受けていたら、どの様な作品になっていたか、これも大変興味深いです。
60余年に渡ってマーティンと生涯を共にし、2008年、86歳で心臓発作により惜しまれつつこの世を去りました。

ハリウッドの黄金期は、恵まれた天分に加え、しっかりした基礎の元、たゆまぬ努力を積み重ね、技を研磨した本物のプロ達が歌やダンスを披露していたように思います。
シド・チャリシーも、その輝く時代に君臨したスターの一人でした。
観るものに夢や希望を与える情熱の息吹が伝わってくるようで、何度見ても感動してしまうのです。
シド・チャリシーは「踊るエヴァ・ガードナー」とも讃えられていたそうです。
エヴァ・ガードナーの様な美貌で、エレガントでダイナミックなダンスをしてくれるのだから崇拝したくなる様な美しさです。
抜群のスタイルと脚線美は言うまでもなく、腕のしなり方、膝から甲にかけてのライン、しなやかな動きに対して、クールでキリッとしたお顔立。
カッコ良い動きは、一種、スポーツを見ている様な錯覚にさえ陥る事があります。

話は飛びますが、最近、日本映画にも凝っており、「東京物語」の原節子、「雨月物語」の京マチ子、「カルメン故郷へ帰る」の高峰秀子の美しさにも心酔しています。
現代の女優にはない身のこなしや言葉遣い、温かで穏やかな表情がとても美しく見えてしまうのです。

私が半世紀以上前の美に心酔したり、時代にマッチしない豪華なものが無駄に好きなのは、牡牛座ファイナルの水星を持つためだろうと思っています・笑
たまにご質問を受ける事があるのですが、サインとサインの間には壁がある感じ、最後の度数まで曖昧になる事はありません。
隣り合うサイン同士は混じり合いませんので、30度は集大成としてのバーゲンセール的な度数となり、次の双子座からすれば不要なので、結果的に無意味になりやすいのです。
例えば、射手座で広い世界へ羽ばたかなければいけないのに無駄に執着してしまう蠍座30度、天秤座で多くの人と公平に渡り合っていかなければならないのに無駄にシャイな乙女座30度。
次のサインを意識した天体なので戸惑いもあるかも知れませんが、思い残す事なく、存分にサインの性質を味わい尽くすのも良いのではないかと思っています。
「今ではない過ぎ去った美」を求めてしまうのも、牡牛座30度天体を持つ自分らしさだと思っています。

さらに、優れた特技や身体能力が高い人への憧れも。
それはイコール生活力、命を育み守り、生き抜く力の強さに繋がるためなのかも知れません。
牡牛座に連動した2室は、自己保存、自分を守る砦でもあり、自分の能力を活かして生活の糧を獲得する性質が示される場所。
肉体、遺伝や血筋といった事柄に関係する部屋でもあり、生まれつきの才能、美貌、資質など、言うなれば誰とも分かち合う事のない、生まれ持った財産を表します。
2室強化の方はそれを生かして多くの物を獲得して行きたい、足元を充足させ、豊かな日常を送りたいと願う事でしょう。
それは牡牛座の思い描く人生の楽園。
健康な身体と健全な精神を持って五感を喜ばせる、生き物としての根源的な喜びを味わえる楽園には、安定した基盤が欠かせません。
頭でっかちに夢や理念だけ追い求めず、実現するための辛抱強さも与えられていています。
現実と向き合っているので決して贅沢ばかり望んでいる訳ではないけれど、快適で安心感のある生活が必要なのです。
それが牡牛座にとって豊かに生きると言う事。
牡牛座や2室が強い方はそう思っているんじゃないかなと思います。
シド・チャリシーの美しくもダイナミックなダンスから牡牛座を連想し、なんだかそんな事を感じています。







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